アート&ホテルの歴史
The Kitano Hotel New Yorkの歴史

1964年に開催されたニューヨーク万博がザ・キタノホテル ニューヨークのすべての始まりでした。当時、北野建設の社長を務めていた故北野次登は日本館の設計を請け負った際、ニューヨークの地に初めて滞在しました。国際都市ニューヨークは、当時もエネルギー溢れる活気のあるところで、自身も大変刺激をもらい、将来ここにホテルを建てたい、と思うようになりました。当時の高度経済成長に伴って日系企業の海外進出も著しく、そのために海外へ渡った日本のビジネスマンをもてなすことで日本の将来に貢献したい。さらには日米文化の架け橋として、日本の"おもてなし"を提供できるホテルを作りたい、と思うようになります。その熱意が実り、1973年7月に、かつてロックフェラー家が所有していた「Murray Hill Hotel」というホテルを購入し、ニューヨーク初の日系ホテル、ザ・キタノホテル ニューヨークをオープンしました(上記写真)。当時のホテルは、今日の1995年改装後の当ホテルの半分の規模でした。日本の伝統をベースとしつつも、世界各国のお客様にもご愛顧いただけるホテルをづくりを目指し、その精神が現在も脈々と受け継がれてきています。半世紀経った今日では、日本のお客様だけでなく世界中の多くのお客様から長年ご愛顧いただいています。